薄皮一枚実験室

復讐劇だったよね？　そして真実の探求？　父を尊敬している相手と接することで、冷酷非情な中にも信じたい気持ちが出てきて揺らぐ、というのは人間っぽくて良いかもしれないけど、なんか、だから何やりたいの？

壁に貼ってある写真とか膨大な資料ファイルとか、西門が仲間になった時点で、あれは西門が匿名で明日美に送っていた物だったんだろうと思ったけど、どうも違った。明日美の部屋見て驚いてたもんね。やっぱり明日美自身がコツコツ溜め込んだ？　水野の養子になったのも、もっと前だと思ってたら医者になってから。水野から申し出たと思ってたら明日美が自分から。大学は小山内で卒業。は？　ポカーン。

焼却炉から奇跡的に証拠に繋がる切れ端……はドラマだからギリギリ許容範囲だけど、でも最初は燃え残ったメディアからなんとかサルベージするんだと思ったよ。その方が個人的にはドキドキする。

新薬の治験、製薬会社担当とのズブズブな仲、中途半端で放置。日向の死は薬物…でなくても磐台が店で一者にいたのを見た人は誰もいなかったのか？　普通一緒にいた人がいれば聞き込み→割り出しでしょ？　それともこれから？　清掃のおじさん、アスベストや労災のことつついたら簡単にゲロったけど、そんなの15年前……あれ？アスベストの被害、いつから言われるようになったっけ？

一人目の蛭子看護師長からモヤモヤ感が半端なかったけど、回を追う毎に払拭どころか増大してる。何がしたいんだろう。どこへ行き着くんだろう。

上野樹里ちゃん主役ということと、父を医療ミスで殺された娘が、自らも医者になってクールに復讐していくという話に、ちょっと和田慎二テイストを感じて興味を引かれ、でも都合で撮り溜めになってた「アリスの棘」を2話まで視聴。

復讐、なんか、ぬるいなー。最初のターゲット、看護師長の蛭子、あれなんて生きて放したら真っ先に上（磐台あたり？）に駆け込みそうだと思ったんだが。まあ、あの状態で落下死したら大事になって、なぜ？なに？と病院側が警戒、復讐がやりにくくなるんだろうけど。

人の命を救う医者が、人を殺めてはいけません、ってのもあるかな。それとお仕置き済みターゲットが、悪いのは自分だけじゃない、あいつが……と次のターゲットを紹介していくシステム(^_^;)なんで、死んじゃうとその流れが断たれちゃうからか？

明日美が持ってる膨大な資料、明日美が独りで集めたとは思えない。誰か協力者がいるのか？　養父には内緒というし。医者になるために勉強して、なおかつターゲット調査。探偵を雇うにしても費用が莫大のような。

協力者と言えば、蛭子を誘き出すための手術記録書の貼り付け。あそこまで行くと、ポカーン。あれ、明日美が独りで貼り付けたの？　え？ちょっと……な(^_^;)　それでも和田漫画あたりなら強い力業で納得しちゃうようなシチュエーションなんだろうけど、和田漫画じゃないし。

第1話は時間枠拡大だったから２人目のターゲットも終了。あの短時間で伊逹婚約者が明日美のこと、よく信じたよな？と思ったら蛭子使って証拠動画か。というか蛭子がまだ看護師長として働いていることに驚いた。辞めたとばかり。

第2話の千原を追い詰める時間経過が、いまいち把握できないのは、ながら視聴で度々一時停止しては洗濯やってたせいかも？　娘誘拐からお仕置き終了で「娘はここにいる」と居場所を教える、その場所は実は…って何日経ってるのか、わからん。娘がいなくなったと泣き叫んでた千原妻は何日も放っておかれたのか、何日もじゃなくて僅か1～2日のことだったのか。

なんにしても放映前の、勝手に感じてた非情感が、いまいち感じられなくて足踏み中。話数を追って謎が明らかになっていけば、すんなり納得できるようになるんかな(?_?)

あ、オダジョの役名が「西門優介（にしかどゆうすけ）」か。にしかどゆう…まで見ると、西門悠太郎はんが…(^_^;)　五代は「雄介」だったな。