2週目までのハイスピード展開は幻だったのか？ というくらい3週目からは、かなりゆっくりなテンポになった「べっぴんさん」。4週目の「4」にも掛けてあるのか？ サブタイトル「四つ葉のクローバー」で、ついにキアリス4人がお店をオープンするところまで来た。
明美、誰かを憎まなければ生きていけなかったんだよね。辛すぎて、やりきれなくて。でも、すみれに今までの不満をぶつけたことで固い気持ちが緩んだと思うのよね。そして、すみれの裏表のない真っ直ぐ純真な「お嬢さんの人柄」が溶かした。
贅沢品は売れなかったけど、あさやさんでお店出すことで知り合えた、ご近所のママ友から良子を見つけ再会、そして良子と一緒に君枝を訪ね、女学生時代の親友が揃った。三人とも子持ちで夫の帰りを待つ身という共通点も見逃せない。誰か一人でも夫が帰還していて夫婦家族で幸せなら、うまく纏まったかどうか。
君枝の姑に「巻き込み禁止」言われてたけど、君枝自身が生きる希望を見つけちゃったから、強いこと言えなくなっちゃった。いや最初、家を没収されお姑さんと使用人部屋で同居と知って、いびられてるんじゃないかと心配しちゃったけど(^_^;) やさしい、いいお姑さんだったな。
昔、憎しみはあっても、すみれを麻田の元へ連れてきてくれた、というのが明美の本当の姿で、根は優しいんだよね。商売も赤ちゃんの何たるかもよく知らない三人を見かねて参戦。四人の手が結び合う、それを傍らで喜び小さくパチパチと拍手する麻田さん！妖精だの天使だの、ほんとかわいい。あ、その前の子守で「げたげたげたー」も！ ご自分のお子さんもあんな風にあやしてたのかな？なんて。
愛情、勇気、信頼、希望（順不同）そろった四つ葉のクローバー。なにやら5週は五十八パパの奮闘が見られそう。すみれだけでなく、ゆりにも。娘たちに父の背中を見せる！