7月25日、月刊LaLa40周年記念原画展 | 白泉社鑑賞。8月2日まで開催中。
一番の目的は、和田慎二さんの「あさぎ色の伝説」カラー原稿、モノクロ原稿。それぞれ1枚ずつの展示だけど、和田さんと白泉社の関係から考えれば、たった2枚でも大事件で大偉業なところに、ちゃんとグッズ展開（ポストカード、缶バッジ）もあって、これは行かなきゃ絶対に後悔する！と、東京行きを決意、実行。
他にも創刊当時からしばらくの間の作品、作家さんたちも目当てで、青池保子さん、成田美名子さん、三原順さんの名に引き寄せられた。特に成田美名子さん！デビュー当時から知っていて「エイリアン通り」「CIPHER」の原画が拝めるなんて！と感動。
「CIPHER」連載の途中、サイファが西海岸へ行くあたりで本誌購読をやめて、あとは最終回の時に買っただけだから、最近どころか20世紀終わり頃からの作品は、まったくわからない。調べたら「CIPHER」最終回は90年12月号。いやん、26年も疎遠な雑誌だったのね、ＬａＬａは。
あ、あれ？じゃあ実際の購読期間て、わずか11～12年くらい？ それも最初は姉の指示で買いに走っていたので、自分の意思で買うようになってからだと、更に短く…(@_@) もっと長く買ってたイメージあったけど、それだけ「濃い」雑誌だったんですねぇ。
なので知らない作品は悪いと思いつつ、ゆっくりだけど歩きながらの鑑賞。それでも1時間はかかった。どれだけご贔屓作家の前で立ち止まってたんだ？という(^_^;)
やっぱり原画は迫力が違う。印刷で何気に見ている絵でも、細かい描き込みとか色遣いとか。いったい何時間かかっているのか？って。これどうやって描いたの？とか。できれば絵の初出と一緒に主な画材も説明があれば、絵を描く人たちの参考になったんじゃないかな？なんて思ったり。
原画もさることながら、会場入り口付近に貼られていたＬａＬａ歴史年表を飾っていた数々の表紙画像。反対に会場出口付近のガラスケースに並んだ本誌やコミックス、付録や全サなどのグッズに、年寄りは涙したですよ。懐かしい。うん、これ、あったあった！使ってた！とか、もう気分だけあの頃に若返ってしまったですよ！
40周年おめでとう！の色紙。会場展示用と、本誌の読者プレゼント用では絵柄が違うんだ、というのも初めて知った。てっきり展示品をプレゼント、と思っていたから。だったらこの色紙絵柄も公式ビジュアルブックに載せて欲しかったなー。鳥頭なんで青池さん→少佐とＺくん（プレゼントはＺくん一人）と成田さん→横顔アニス（プレゼントは三頭身シヴァサイファ）しかはっきり覚えてない…orz コメントも青池さんは会場も本誌も同じだったけど、成田さんはキャラに合わせたコメントだった。（昔の絵を見ながら描いたけど、アニスじゃなくて理子？に見えたら、それは私の限界とかなんとか）
会場色紙、もっと欲を言っちゃえば、ガラスケースの中の様子もチラッと載せて欲しかったなー。
グッズ類は会期中であっても在庫がなくなり次第、販売終了というのは、ちょっと厳しいですよ！ 今後どうなるかわからないけど、今のところは「地方巡回なし」らしい。それが本当なら在庫を抱えたくないから、と推測できるけど、それにしても開催3日目（7月25日）の夜に早速と「完売」出ちゃうなんて早すぎ！ 初期作家のグッズといったら、お手軽に買えるポストカードか一か八かの缶バッジ。どうしてもポスカに集中しちゃうよねぇ。
幸い昼間に行った私は青池さんのも三原さんのもポスカ買えたけど、一日ずれてたら買えなかったわけで。刷り部数、少なめだったのか思った以上に売れたのか。増刷発注かけても会期中には間に合わないんだろうな。マーガ展みたいに1か月くらいあればゴニョゴニョ…
あ、和田さんの「あさぎ色の伝説」ポスカは、まだ（たぶん）大丈夫なんじゃないかな？……と思ったけど自分が行ってから4日経ってるし、この週末でどうなるかわからないので、とにかくグッズも目当てならお早めに、です。
巡回展、あればいいなぁ。あって欲しいなぁ。名古屋なら2回は行っちゃうよ？
公式ビジュアルブックは記念の一冊として買っておいたほうが絶対にいい！と個人的には思う。ＬａＬａの歴史と展示作品だけの純粋な図録。ちょっと感動したのが、順番。原画展出展作家63名の明記順には意味があって、図録にはちゃんと断り書きがあったのよさ。創刊号執筆メンバー、他誌デビュー作家、ＬａＬａデビュー作家、でいずれもデビュー順。そうか、そうだったのか！……あ。あれ？(^_^;) でもそうすると、大島弓子さんと青池保子さんの位置が反対なんじゃ？
ま、いいか。展示会場を後にして行った先。チラシよく見てなかったのでフェアを見てビックリ！ ちょうど三省堂書店池袋本店（池袋ギャラリーがあるところ）は成田さんのポスカがもらえる！ってことで、急遽「あいつ」を購入。
【LaLa×白泉社文庫フェア7/23?】フェア期間中に白泉社文庫を買うと「CIPHER」「八雲立つ」「彼方から」「輝夜姫」「彼氏彼女の事情」のポストカードがもらえるチャンス！詳しくは原画展会場のお知らせを見てね！ #LaLa原画展 pic.twitter.com/StD8hsMDxC
— LaLa編集部 (@LaLa_info) 2016年7月22日
ちょっと古びた感があるなぁと思ったら、10年前！2006年1月の2刷だったという。ちょっと「大人の世界」を垣間見たカンジ…（限定ポスカで在庫が捌ける）商売ですもんね。
そうそう、三省堂書店池袋本店には「亜里沙とマリア」4冊くらい平積みになってたよー。
何かとりとめもなく思いついたまま書いて、えらく長文になってしまったですね(^_^;) 原画は溜息が出るほど美しく神業が並び、グッズも運良く希望の物が買え、夢見心地の一日だった。言い出すと果てしないけど、できれば作品本編のモノクロ原稿もあったらなぁ、って。いやいや、ほぼカラー原画の世界だったからこそ、その鮮やかな世界に圧倒されたというのもあるんだけど。
あー、なに書いてるんだろ？(^_^;) とにかく8月2日まで、行ける人はぜひぜひ！